少しでも長く続けば良いと思った

21歳をどう取るかというと
まさに、それはジェットコースター。

でも上る過程を忘れてたかのように
気づいたら天辺にいたの。
どうやって来たのか分からないまま
1番高いところで
まっすぐ、前だけ見つめていた。

それは下を向くのが怖かったからでもある
でもそれ以上に
落ちていく経路が自分で予想できていたから
抗うように目を背けただけ

だから落ちていく身体を冷静に感じながら
心はどこか別の場所にあるかのように
身体を思い切り打ち付けた時にも
涙の一つも流れやしない。

行き場のない悲しみと
ともすれば怒りを
誰に、どうやって、何の権限をもって伝えればいいのかが分からないまま
終わりのない、無限ループに陥る。

そう、次に乗ったのはメリーゴーランド。
ただひたすら回る。
いや、正確には
「回らされる」

そこに主体的な動作は何一つなくて、
我が身を運ぶ箱を変えることすら許されない
抜け殻になったつもりはないけれど
感情の起伏なく、ただひたすら、
もう手元を離れた偽善を追い求めた。


気づいた時には体育館にいて
レンズ越しの世界に逃げた
わたしは、充実している
そう言い聞かせないと、
すぐにでも歩みを止めてしまいそうな
薄氷の上での、シンプルな物語。


忘れたとは言わない。
水に流したとも言えない。
けれど、着実に
強くはなった。そう思う。


自分の身を守るための強さと
相手を傷つけないための強さと
飛翔していく存在を応援するための強さと
それを試練と呼ぶよりは
きっかけに過ぎなかったのだと。


出会いの多かった20歳に比べて、
圧倒的に別れが多かった。
その別れが、変化ももたらしたと思う。
だったら、この2年間の変化を
自分自身に昇華するための期間かもしれない。

何度でも、今日も、何度でも。

変化を恐れないように
普遍を歪めないように


2015.08.21
(君がため 惜しからざりし 命さへ)

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