ヒーロー


『その背中からは、焔の匂いがした』

マガポケ…なんと尊い…。
素敵な2カットに引き込まれました。

週刊誌も月刊誌もあおり文に関しては一歩下がった読み方をしています。
でも今回は、煽りまで全てがあのコマのためにあるような、素晴らしい作品でした。

外伝の2作目は臼井。
物語の立ち位置、声優さんの人気度から予想はできていたことだし、正直内容に関してもある程度は想像がつきます。
それくらい本誌での過去話が絶妙なバランスで散りばめられている証拠ですが。

ここまで納得できるなんて。
そうか、臼井先輩にとって唯一無二の存在は水樹しかいないのか。
何事も達観する立場にいながら、水樹の背中からは燃える何かを感じ取ったのか。

この話を読むと、本誌の流れが驚くほどスッと入ってきます。
キャプテンを譲ったのも、京王戦でのキャプテンマークへの拘りも、東院戦での宣言も、紅白戦での信頼も、一星戦での震えも。
灰原たちが臼井先輩を憧れのままにしておかなかったように、臼井先輩もまた水樹をヒーローのままにはしなかったんだなぁ。


焔の匂い、ってどんなだろう。
燈の先の、特に明るい部分を指す、だとか。
激しく湧き上がる感情を表す、だとか。
調べれば、意味はたくさん出てくる。
でも、匂いだけは分からない。

折り返し。やっと、半分。
この後、外伝がどうなるのか。
本誌の梁山戦で聖蹟のディフェンダー陣がふんばれるのか。
「焔の匂い」
その答えがきっと、出てくると信じて。


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