思い出の。
百人一首の季節だなって思ったので、わたしの好きな句でも紹介しようかなーなんて。
知ってる人は知ってるんだ。笑
わたしらしくもあり、もっともわたしらしくないチョイスなのです。
(これは夜桜だけどさ…笑)
73番。
高砂の 尾上の桜 咲きにけり
外山の霞 たたずもあらなむ
大江匡房
子規と螽斯が取れなくても、わたしはこの一首だけは取らないといけないのです。
ふふふん。
これはね、珍しく、というか清々しい程に、といいますか、恋愛要素が全くない詩です。
情景がふわりと前に浮かんで素敵ではないですか。
…素敵なんだよ、イメージしてくれ(笑)
でも実は、この詩よりは、宮中の女をけちょんけちょんにしている詩の方が好きです。
逢坂の 関のこなたも まだ見ねば
あづまのことも 知られざりけり
この切り返し、美しい。
偉そうな女はこうやってやっつけられちゃえば良いと思ってます(笑)
大江の一句を取れても別に美しくはないんだけど、なんにせよ絶対の一首があるのは楽しいです。
またお勉強し直そうと思ってるのに、どうしても実家から本を持って帰って来るのを忘れちゃうんですよね。
今週こそは(笑)
2015.12.07
(少ない文字数ってだけで希少だなと)
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