個々の視点と普遍化
修論が新聞とジェンダー(ざっくり言うと)なので、まぁどうしたってフェミニズムからは逃れられないし、女性学だけを殊更強調するのはおかしいっていう近年の流行りから言えば、男性学も知っておく必要があるんですけど…。
結局のところ、女性学にせよ男性学にせよ、生物学的な性差を唯一の単位としてカテゴライズすることをよしとしていなくて、様々な立場にある女性個々の特性を捨象している、男性性は本来複数性であって云云かんぬん…っていうのが定石なわけですが。
でも、修士論文で求められる、ってゆうか学術論文に求められることって、普遍化なんですよね。別に個々の事象に焦点をあてたケーススタディ的な研究でも構わないわけなのだけれど、そこから少しでも普遍化する努力をしないと、良い論文と評価されないわけだ。
そうなってくると、どこそこ街に住むAさんの場合、とか一人一人に焦点をあてるのは物理的に難しくなってくるわけで、そもそもメディアが研究対象になっている以上は、対象に個々人の視点はあまりないわけで…。
結論、難しいって話です(笑)
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