裏切りの日日
『裏切りの日日』
逢坂剛(集英社文庫)
タイトルに騙されて観に来たあなた。
残念でしたー笑
最近スムーズに読書の時間を取って読むことが出来てるから、せっかくなのでメモくらいしておこうと思いました。
なのですが。
いやー残念だったー
そりゃまぁ都築警視正が出てきた時点でこの結末は完全に予測が可能なわけだったわけですけれども、それでもやっぱり生きててほしかった。
というよりは、勝ってほしかったのかな。
あのね、荒っぽいのに、浮気する女性だけはどうしても許すことが出来なかったっていうのが良いです。
そんなんだったら、全然束縛してくださいって感じ。
って友達に言ったら
「いやーきょーこほど浮気されそうな女はいない」
って言われました。
ええ、存じてますけど。何か?笑
終わり方がとてもスッキリしていて、好きでしたね。
特に、「戦う」という表現が好きでした。
あの動詞にどれだけの意味が含まれていたのかと思うと、推論するだけでも楽しいですね。
視点はいろんなところに行くのだけれど、彼の気持ちだけは、他人を通してしか語られないというところも、すごく好きでした。
読者に投げるだけではなくて、考えさせる余地を残してくれる文章が好き。
そうすると結末が嫌でも読めるし、納得できる。
なんでもありなんだよーん、
っていうテンションが嫌いで、あんまりミステリーやらサスペンスやらは読まないんです。
けれど、今回は、大好きなドラマに、大好きな俳優さんたちに、ともかく、原作を読みたい!って思えて。
まだまだ沢山読まないといけないし、シリーズものにばっかり手を出しているからゆっくりにはなるけれど。
通学時間が、弾む時間になる。
2015.11.16
(何より、元妻のあの場面)
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