覚悟とは何か
わたしは選択肢が多い状態が好きだ。
いくらでも想像を膨らますことができるし、選択肢が多いという事実自体が、一種の自尊心を満たしてくれる。
その選択肢の中から、ちょっと変わった選択をするのが好きだ。
あれも、これも選べたのに、そこいくんだ。
そんな感想を持ってもらうことで、他との差異性を大事にしてきた。
選択肢を広げる。
それだけのために、よくわかりもしていなかった頑張りを続けてきた気がする。
いや逆か。
分からないから、頑張れたのかも。
選びなさいって言われる。
嫌だなって思いながらそれに従う。
勝手に評価をつけられる。
そのサイクルはいやだけど、だいたい波にのまれていく。
極限にアンバランスな平行世界。
早く社会人になりたい。
一生学生でいたい。
誰かと話したい。
誰にも話したくない。
愛したい。
罵りたい。
覚悟ってなんだろう。
こんなにたくさん選べるものがあって、選びたいものがあって、それに向かってやるべき道筋だって綺麗に見えているのに。
なんでわざわざ一個に絞らないといけないんだろう。
一個に決める事が覚悟なら、覚悟なんて一生学生持てそうにないや。
でも。
心を動かされたのは確かで。
なんか、今、ぽっかり。
ぽつり、ぽつり。
雨が降るのを待っている。
けど、陽が差すことを願っている。
きらり、きらり。
覚悟。
博打にも似た。
わたしなりのけじめ。
覚悟は、どこにあるんだろう。
2015.11.20
(それを贅沢だと)
(あなたは鼻で笑うでしょう)
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