好きだから、この言葉に尽きる

仲間が増えました。 突然いっぱい増えたから、嬉しいよりも戸惑いと驚きの方が多いのが本音だけど、それだけチーフさんの本気度が伝わってきて、身が引き締まる思いです。 「なんで入ろうと思ったんですか?」 って質問に対して、可愛くない答え方をしてしまいました。 咄嗟で上手く答えられなかったっていうのももちろんあるけれど、少し考えたいと思ったので綴ってみます。 本当のことではあります。 わたしは、キャピキャピと選手を身近なアイドルとして見て、写真を撮って、差し入れをして…というファンにはなりたくなかった。 そしてならないだけじゃなくて、そういうファンと同じ括りで観に来ているとも思われたくなかったんです。 「出たな、自己中め」 と、誰か怒ってくれる人、募集中です。 じゃあ、他にどういう関わり方が出来るかなと思ったときに出た答えがここでした。 ちょうどスタッフを募集していたし、ちょうどサークルを辞めたタイミングだったので、ここしかないと思いました。 最初は、ただただ楽しいだけの感情しか持っていませんでした。 わたしは洛南高校のファンなので、筑波や早稲田や慶應を観に行けることが嬉しくて、その中で文章を書けるなんて役得だなぁとぼんやりとした考えしか持っていませんでした。 でも、あまりにもバスケ界のメディアがずさんで。 あまりにも大学バスケの情報を手に入れることができる場がないから、自分の中で一つの仮説を立てました。 「これはわたしの声を届けることができる」 ファンのわたしでも、既存のバスケのメディアに月額料金を払おうとは思いません。 世界大会などを除けば、いくらでも情報は手に入る。むしろ誰かの目を通ってきた情報を鵜呑みにするくらいならば、自分で会場に行った方がマシだとさえ思っていました。 そんな中で、練習の取材に行くことやカルチャーサイドとのコラボがあることなど、CSParkはわたしが「あればいいのに」と思っていたことに挑戦している媒体でした。 もう一つ。 わたしは特別、今の活動を将来に生かしたいと思っていないので、自分が書いた、という事実が広まる必要はないのです。 就活のために、なんて微塵も、1ミリも思ったことがありません。 ただ、選手の声とプレイがそのまま届けばそれでいいと、それだけを胸にやってきました。 誰かのフィルターを完全に取り除くことは不可能だけれど、なるべく私的な感情で手を動かさないように注意しています。 こんな感じで、わたしは今の活動を続けているわけですが、この話に欠かせないのがある1人の女の子。 わたしが21年間生きてきて初めて、「この子はわたしよりもバスケが好きかもしれない」と思った子です。 この子の「やりたい」という強すぎる思いに完全に感化されて、活動を本格化させていく方向に動きました。それまでは試合を観て、あーだこーだ言っていただけ、ゆとり(笑) 実は不安の方が大きかったのは今だから言えること。 好きなことを追いすぎると、だいたい嫌いに振れてしまう性格だったからです。 好きだ!って真っ直ぐのめり込みすぎてしまう、だから常に一歩、いえ三歩くらいひいて関わるスタンスでした。 関わってしまったらきっと逃げられない、関わらなくなったときは、自分がバスケを嫌いになるとき。 そんな恐怖を持ちながらの活動でした。 でも、そんなのも10月の1週間くらいで考える間も無く忙しくなったのですが。 彼女と一緒にいると、「ただバスケが好きな自分」に戻れるんです。 彼女にもご贔屓のチームがあったので、色眼鏡が全くなかったとは言わないけれど(笑) でも、客観的な意見を言い合えるし、大学バスケを広めていきたいって本気で思っているのがひしひしと伝わってきます。 逃げてる場合ではないではないですか。 わたしも本気で向き合わないと、置いていかれる、そんな気持ちで無我夢中で駆け抜けた年末でした。 気がつけばわたしが書いた記事もたまり、運営しているFacebookページのリーチ数もはるかに改善し、TwitterやInstagramはコンテンツをあげると通知が鳴り止まないところまできました。 そして、今でもわたしはバスケが大好きです。 選手を取り上げさせてもらって、ともかく感謝しかないです。 練習の邪魔してごめんなさい。 疲れてるのに時間をとらせてごめんなさい。 全てのチームに行けなくてごめんなさい。 謝らなくてはいけないことの方が多いのに、快く取材を受け入れてくださる選手の方に返せる唯一のことは、わたしが誠実に記事をアップすることです。 CSParkが認知されることによって、逆に感謝されることも増えました。 「とりあげてくれてありがとうございます」 それは、本当にこちらの台詞なんです。 本当に。 その感謝には、ではどう応えられるんだろう。 自問自答の取材が続いている現状です。

今、この世界は変わろうとしています。 なんでこの数ヶ月でここまで持ってくることができたのに、何年も何年もできなかったのかということに対しては、怒りを感じずにはいられないですが、それでも救うことのできるプレーヤーもきっとたくさんいます。 バスケでのビジネスモデルがしっかりして、スポンサーもたくさんついて、もっとしっかりしたメディアがばんばん出てくるかもしれないですよね。 そうしたら、こんな学生が中心になってやっているメディアなんて淘汰されていくと思います。 少し寂しいけれど、そんな日がなるべく早く来て欲しいです。そうしたら、わたしはまた体育館に足を運ぶただのファンに戻ります。 ただあと1年でその状態にはならないと思うので、わたしが大学生の間は好き勝手やろうと思ってるけど(笑) そして冒頭に戻ります。 仲間が増えました。 人見知りは治ってきているから、今日も楽しくお喋りができたと思います。 これからCSParkがどうなっていくのか。 チーフさんの理想にどれだけ近づくことができるのか。 わたしは、どこまで自分の限界を上げることができるのか。 やっぱり、わたしが時間とお金を1番かけてしたいことはこれだから。 だから、決意をたまには文章に残して、自分への戒めにします。

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